ミリシタ版プラチナスターシアター ~Eternal Harmony~ 2話 ロックフェスで弾けろ!

(ロックフェス会場にて)
エミリー 「Wow!ここが反骨精神音楽祭の会場なんですね?あちらにもこちらにも、大勢の人が・・・!」
「ここにいる方は、みなさん反骨精神を聴きにいらしたんですね、すごい熱気です!」
P 「うん。さすが国内最大のロックフェスティバル、開場したばかりなのに大盛況だな。」
豊川風花 「食べ物の屋台なんかもいっぱい・・・。なんだか、夏祭りみたいですね♪」
ジュリア 「はは、そりゃそうさ!ロックフェスも、立派な祭りのひとつだからな。」
徳川まつり 「お祭りといえば、まつりなのです。わんだほー!にお祭りを楽しむのです!」
ジュリア 「屋台だけじゃなくて、ステージもいくつかあるだろ?同じ時間に、いろんなバンドがライブをやってるんだ。」
「で、自分が気になったバンドを、好きなように見に行く。それがこのフェスの楽しみ方さ♪」
豊川風花 「へ~、フェスってそんなふうに楽しむんだ・・・。ふふっ、まるで音楽の展覧会だね♪」
「けど、どうしようかな。私、ロックにはあんまり詳しくなくて・・・。」
如月千早 「風花さん、よかったら、一緒に見て回りませんか。前から気になっていたバンドが出演するそうなので。」
徳川まつり 「姫も、千早ちゃんと風花ちゃんと一緒に行くのです。ぱわほー!に盛り上がっていきましょー。」
ジュリア 「おう、言ってきな。フェス、思いっきり楽しんでこいよ!」
P 「あれ?ジュリアは、千早と一緒に行かないのか?」
ジュリア 「ん?ああ。あたしはこの後、目当てのバンドがライブをやるんだ。」
「今日のフェスは、このバンドが見たくて来たようなものだからな!プロデューサーも行くか?」
P 「ジュリアのおススメか。なら、俺も見学しようかな。エミリーはどうする?」
エミリー 「は、はい!あの、私もジュリアさんと一緒にいってもいいですか?」
ジュリア 「そりゃ、別にかまわないけど・・・。いいのか?あたしの個人的な趣味で。」
エミリー 「はい!私、今日は反骨精神について学びたくて・・・ジュリアさん、私に反骨精神を教えてください!」
ジュリア 「反骨精神、なあ・・・。その言い方も面白いけど、「ロック」のほうが短くて簡単じゃないか?」
エミリー 「いえ、長くても、難しくてもいいんです。反骨精神は、反骨精神と呼ばなくては!」
ジュリア 「ははっ、了解!エミリーって、なんかロックなところあるよな。」
エミリー 「えっ?私に、反骨精神なところ・・・ですか?」
ジュリア 「ああ。・・・おっと、そろそろ始まる時間だな。それじゃ2人とも、あたしについてきな!」
エミリー 「はい!仕掛け人さま、私と共に反骨精神を学びましょう♪」
P 「ジュリア。あの正面のステージ、特に人が集まってるみたいだな。有名なバンドなのか?」
ジュリア 「ああ、あそこはいわゆるメインステージだよ。メインアクトだけが、あそこに立てるのさ。」
「このフェスに出てるバンドにとっては、あそこが聖地みたいなものだな。」
エミリー 「聖地・・・ではみなさん、あの舞台を目指して切磋琢磨しているのですね・・・。」
ジュリア 「そうだな。昔はあたしも、「いつかあのステージに立ちたい」って思ってた。」
P 「今は、立ちたいと思っていないのか?」
ジュリア 「いや。・・・けど、そうだな。立つとしたら、今のあたしじゃない気がする。」
「あそこに立つには、まだまだ実力が足りない。アイドルとしても、ボーカリストとしても。」
エミリー 「ジュリアさん・・・。」
ジュリア 「はは、なんだかしんみりしちまったな。気分変えて、ウチらもステージ前に行くぞ!」
「エミリー、プロデューサー!ふたりとも、あたしからはぐれるなよ♪」
観客 (ワアアアァァァァー!)
P 「さ、さすがにすごい人だな・・・!ジュリア、エミリー、大丈夫か?」
エミリー 「は、はい!ジュリアさんは・・・。」
バンドマン 「グリーンエリアステージへようこそー!お前ら、思いっきり盛り上がって行くぞー!」
ジュリア 「イェーイ!!・・・ははっ、やっぱライブはいいね!サイコーだよ♪」
P 「うん、全然大丈夫みたいだな!」
エミリー 「ふふっ、そうですね!人が大勢で、おしくらまんじゅうみたいで、驚いてしまいましたが・・・。」
「みなさんすごい盛り上がりです!私もなんだか、楽しくなってきて・・・ふふふふっ♪」
バンドマン 「それじゃ、次の曲だ!お前ら、準備はできてるかー!!」
ジュリア 「イェーイ!ほら、エミリー!プロデューサーも!」
エミリー 「わ、私もですか!?けど、そんなに大きな声を出したら、はしたないのでは・・・。」
ジュリア 「何言ってるんだよ、ライブなんだから大きな声を出すのは当たり前だろ?盛り上がるのが礼儀ってモンだ♪」
エミリー 「れ、礼儀・・・!わかりました!それでは・・・い、イェーイ!」
ジュリア 「ははっ、いいね!そう来なくっちゃな♪ガンガン盛り上がっていくぜ!」
エミリー 「イェーイ!!!」
P 「イェーイ!!!」
ジュリア 「あー、楽しかった!やっぱりライブは盛り上がると気持ちいいな♪」
エミリー 「お、思わずたくさん叫んでしまいましたが・・・大和撫子として、はしたなくなかったでしょうか・・・?」
ジュリア 「まさか。エミリーはバンドのコールに応えたんだ。むしろロック的には礼儀正しいコトをしたんだって!」
「な、プロデューサー。プロデューサーもそう思うだろ?」
P 「そうだな。劇場に来てくれるファンの人達だって、大きな声で応援してくれる。それと同じじゃないかな。」
エミリー 「あっ・・・たしかに、そうですね。反骨精神の舞台、初めての体験だと思っていましたが・・・。」
「ごヒイキ様方は、いつもこんな気持で私達の舞台を楽しんでいてくださったのですね・・・。」
「私、反骨精神音楽祭に参加できてよかったです。ジュリアさん、ご指南ありがとうございました♪」
ジュリア 「おっと、エミリー。フェスはまだ終わってないんだ、感謝するのはまだ早いぜ?」
「最後の最後まで、しっかり楽しまないとな。ほら、次はあっちのステージだ!行こうぜ!」
エミリー 「はいっ!仕掛け人さま、仕掛け人さまも一緒に参りましょう♪」
P (ジュリアもエミリーも、それぞれ得るものがあったようだ。ロックフェス、いい経験になったな!)

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