GREE版プラチナスターライブ編シーズン2 -9話- 夏は終わらない・・・ね?
(某所プールにて) | |
P | (大成功を収めたプラチナスターライブ、その打ち上げとして、俺と「エターナルハーモニー」のみんなはこうして、貸し切りプールにやってきたわけだが・・・) |
ジュリア | 「うう~~・・・、あぢぃ・・・。やっぱプールさいどは照り返しがキツイな。なんか、冷たい飲み物・・・。」 |
エミリー | 「はい、ジュリアさん、甘酒です。日本では、夏にこれを飲むと聞いて、美奈子さんに作っていただきました。夏バテに効くようですよ!」 |
ジュリア | 「甘酒!?・・・さすがエミリー、渋いチョイスだ。ちょっといただこうかな。・・・ん?これ、案外ウマイな、しょうががピリっときいてて!」 |
エミリー | 「そうでしょう?よろこんでもらえて、うれしいです!」 |
豊川風花 | 「う、ううっ・・・。プライベートでまで水着を着るのは・・・。や、やっぱり恥ずかしい・・・!私は、このまま私服でいようかな・・・。」 |
ジュリア | 「おっ、フーカ、チハ!遅かったな。更衣室はあっちにあるらしいから、さっそく着替えに行こうか♪」 |
豊川風花 | 「あっ・・・うっ・・・、ええっと、私はもう少し、プールサイドでまったりしてからにしようかなって。あははっ・・・。」 |
如月千早 | 「・・・私は、風花さんと一緒にいるわ。泳ぎはあまり得意ではないし・・・。」 |
ジュリア | 「えっ、フーカもチハも、まさか、泳がないつまりなのか?せっかくプールがあるのに。」 |
豊川風花 | 「う、うぅ・・・だってぇ・・・。た、助けてください、プロデューサーさん!」 |
P | 「風花、大丈夫だ。俺を信頼して、水着に着替えてくるといい。ほら、まつりを見てみろ。早く泳ぎたくてクルクル回って・・・ちょっと危険だな。まつり!」 |
徳川まつり | 「ほ?・・・プロデューサーさん・・・風花ちゃん・・・みんな・・・。ま、まつりは目がくるくる、なの、です・・・。」 |
豊川風花 | 「えっ、ま、まつりちゃんっ!大丈夫!?今すぐ手当を・・・って、あれ・・・?・・・きゃ~~~・・・!!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
徳川まつり | 「・・・次は千早ちゃんなのです。このプール、全然深くないから、泳ぎが下手でも大丈夫なのです。だから・・・ね?」 |
如月千早 | 「と、徳川さん?・・・えっ?・・・えっ!?・・・きゃああ!!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
徳川まつり | 「ふたりとも、お水の向こうで微笑んでいるのです?」 |
ジュリア | 「な、ななな、何が起きている!?まつり・・・お、おい!こっちに来るな・・・!!」 |
徳川まつり | 「ジュリアちゃんも、みんなのところに行くのです。仲良しは、良い事です♪・・・ね?」 |
ジュリア | 「うっ、うわぁあああっ!!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
徳川まつり | 「・・・ジュリアちゃんも、水遊び、楽しそうなのです。」 |
エミリー | 「あっ、わ、私も!皆さんと一緒がいいです!えいっ!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
徳川まつり | 「エミリーちゃんも、行ってしまったのです。・・・残ったのは、まつりとプロデューサーさんだけなのです?」 |
P | 「あっ・・・いや・・・。俺はここで休んでいるから、みんなと泳いでこい、まつり。」 |
徳川まつり | 「・・・ひとりだけ仲間はずれなのは、かわいそうなのです。みんな仲良く・・・ね?」 |
P | 「お、おい!まつり!一体どこにそんな力が・・・!うわっ!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
徳川まつり | 「・・・はいほー!姫も、参上するのですっ!」 |
ざっぱ~~~ん!! | |
(2時間後ーーー) | |
P | 「つ、疲れた・・・。もっと優雅に、プールサイドで日差しを楽しむハズだったのに、なんでこんなにホンキで水泳競争をしているんだ」 |
徳川まつり | 「ほ?まだまだまつりは遊びたりないのです。」 |
P | 「もうカンベンしてくれ・・・。みんなは休憩所だったよな。俺も、このあたりで、休憩所に引き上げるよ。」 |
徳川まつり | 「仕方ないのです。まつりも行くのです。」 |
豊川風花 | 「あっ、プロデューサーさん、それにみんなも。お疲れ様です。」 |
P | 「・・・?どうして小声なんだ、風花?」 |
豊川風花 | 「千早ちゃん、疲れて寝ちゃったんです。だから、起こしちゃったら悪いなぁと思って・・・。」 |
如月千早 | 「・・・すぅ、すぅ・・・。」 |
P | 「・・・まつりに付き合って泳いでいたら、そりゃあ、疲れるよな・・・。」 |
徳川まつり | 「・・・プロデューサーさん。」 |
P | 「どうした、まつり。」 |
徳川まつり | 「姫は、メルヘンにくわしいのです。だからぁ・・・こういう時どうすれば千早ちゃんの目が覚めるのか、よく知っているのです。眠り姫を目覚めさせるのは、つまり・・・ね?」 |
P | 「・・・ん?言いたいことが、よくわからないんだが・・・。」 |
豊川風花 | 「・・ああっ!そ、それってもしかして・・・、王子様のキス・・・ってこと!?」 |
徳川まつり | 「これは、王子様の義務なのです。・・・ね?プロデューサーさん?」 |
P | 「い、いや、待て、まつり!それはちょっと・・・おかしいぞ!?俺が、千早に・・・なんて、いろいろとマズイだろ!?」 |
徳川まつり | 「・・・ほ?ダメなのです?・・・プロデューサーさんがそう言うなら、ジュリアちゃんに代わりにやってもらうのです。」 |
ジュリア | 「え、なんであたしが~!」 |
徳川まつり | 「王子様の役目を見事、果たしてみせるのです。・・・ね?」 |
ジュリア | 「・・・え?・・・お、おい!!?な、なんであたし・・・!おかしいだろ、いろいろと~!」 |
エミリー | 「せ、接吻をするんですね・・・。」 |
豊川風花 | 「え、エミリーちゃん、なんでもないよ。一緒に向こうで遊んでようね。」 |
如月千早 | 「・・・ん・・・うぅ・・・。・・・ずいぶんと騒がしいわね・・・。」 |
徳川まつり | 「・・・起きてしまいました。残念なのです。」 |
如月千早 | 「残念?あの・・・なんのことですか?」 |
P | 「いや、なんでもない。なんでもないぞ、千早。」 |
如月千早 | 「そうですか?・・・みんな、様子がおかしいですけど。」 |
徳川まつり | 「・・・なんでもないです。またの機会に、期待しているのです。」 |
ジュリア | 「またの機会なんてない!そんなの絶対ないからな~!」 |
如月千早 | 「・・・ええと・・・。何があったのかしら?」 |
P | (・・・打ち上げでは、いろいろ大変だったが・・・。いい思い出になったよな!「エターナルハーモニー」のメンバーで集まるのは最後だと思うと、少し、さびしいが・・・) |
(二回のプラチナスターライブを経て、俺もアイドルも成長できた。もっともっとアイドルをプロデュースしたい・・・この気持ちを、これからも仕事にぶつけていこう!) |
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