プラチナスターツアー ~ハーモニクス~ 第6話 ……/Zeal

 

(レコーディング会場にて)
P (そしていよいよ、再レコーディング当日・・・!)
「・・・静香、ジュリア。ふたりとも、準備はいいか?」
ジュリア 「ああ、もちろんだ! 早く歌いたくて、さっきからうずうずしてるくらいさ。なあシズ?」
最上静香 「はい。私達はいつでも大丈夫です。よろしくお願いします!」
P 「・・・ふたりとも、いい顔だな。結局、きちんど歌い込めたのは、今日1日しかなかったけど。」
「それでも、やりつくしたと感じられるくらいに歌い込めたってことか。」
ジュリア 「まあな。お互い遠慮も何もなし、ただ全力で自分の歌をぶつけあったわけだし。」
最上静香 「ふふっ。途中、練習しているのかケンカしているのか、わからなくなりましたけどね。」
P (実際、見ていてヒヤヒヤするシーンもあったが・・・何事も無くて良かった・・・!)
「じゃあ、あとはその成果をレコーディングで形にする、それだけだな。」
最上静香 「はい!・・・だから、最初のうちにジュリアさんに伝えておこうと思います。」
「ごめんなさい。私、このレコーディングでもきっと、お行儀よく出来ません。」
「二度目はない真剣勝負のつもりで、私のありったけを、ぶつけます・・・!」
ジュリア 「・・・ははっ!いいね、最高だシズ!」
「もちろん受けて立つぜ、その勝負! そっちこそ、振り落とされるなよ!」
P (ふたりとも、期待に目を輝かせている。全開の情熱をぶつけ合い、受け止め合うことの喜びと期待・・・)
(赤と青の炎。お互いに高め合うように燃え上がるふたりの情熱が、このユニットの・・・!)
選択肢:「ユニット名」
P 「・・・ふたりとも、棚上げにしていたユニット名だけど・・・今、決めたよ。」
最上静香 「ええっ、今ですか!?」
ジュリア 「おいおい、これからって時に・・・ったく。それで?」
P 「歌にかけるふたりの熱い情熱。同じくらい熱くて揺るぎない、相手への信頼。」
「歌姫で、デュオで、二つの炎で・・・。そんなふたりのことを、ひとつの言葉にこめて。」
「『D/Zeal』!」
ジュリア達 「『D/Zeal』・・・!」
P 「『Zeal』は熱い情熱。それは『D』から始まるいろいろな言葉と共にある・・・。どうだ?」
ジュリア 「いいね!『D/Zeal』・・・気に入ったぜ!」
最上静香 「確かに、プロデューサーにしてはまあまあ、悪くないセンスだと思います。」
「と、いうか・・・今の今まで決めてなかったんですね。この後の予定、本当に大丈夫なんですか?」
P 「ま、まあ、無理やりなスケジュールを組んだから、ちょっと大変だけど・・・今は収録に集中してくれ!」
最上静香 「はあ。しょうがないですね・・・わかりました。」
「必ず、最高の曲にしてみますから。期待して、ちゃんと見ていてくださいね!」
ジュリア 「あんたのソウルに、『D/Zeal』の歌を焼きつけてやるからな。覚悟しろよ、プロデューサー!」
P 「ああ、楽しみにしてるよ。ふたりの歌、俺も全力で受け止めるからな!」
(認め合い、挑み合い、高め合えるふたりだからこそすべてを出せる。そんなふたりの全力の競演・・・)
(レコーディングはもちろん、ライブも間違いなく盛り上がるだろう。忙しくなりそうだ!)

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