ミリシタ版プラチナスターシアター ~Eternal Harmony~ 3話 クラゲ×ステップ=くるくる

(レッスンルームにて)
P (今日から、エターナルハーモニーの本格的なレッスンが始まる。みんなの様子は・・・)
エミリー 「先日の反骨精神音楽祭、本当に素敵でした・・・。私達の舞台も素敵なものとなるよう、頑張りましょう!」
徳川まつり 「ロックフェス、とっても楽しかったのです。姫たちも、ぱわほー!に歌うのです。」
豊川風花 「うん。あんな風にのびのびと歌えたら、きっと盛り上がるライブになるよね♪」
P 「ロックフェス、みんなにとっていい刺激になったみたいだな。」
如月千早 「はい、とても。・・・誘ってくれてありがとう、ジュリア」
ジュリア 「こっちこそ、ノッてくれてサンキュ。みんなといろいろ見られて、楽しかったよ。」
「さてと、今度はウチらの番だ。ウチらだけの、歌の魂を探そうぜ!」
みんな 「ええ!(おー♪)」
P (まずは、順番に歌のレッスンだ。千早、ジュリアはひとまずOKと。次は・・・)
エミリー 「らー!らーらー!らー!」
P 「エミリー。元気なのはいいことだけど、ちょっと力みすぎじゃないか?」
エミリー 「そ、そうでしたか!?すみません、反骨精神のようにと思ったら、つい力が・・・。」
ジュリア 「え?それ、ロックの影響だったのか?カワイイせいか、ちっとも気づかなかったぜ・・・。」
如月千早 「ふふっ、そうね。ロックというには、ちょっと可愛らしいかも。」
豊川風花 「エミリーちゃん、肩の力を抜いて。リラックス、リラックス♪」
エミリー 「は、はい!・・・といっても、どうしたらいいのか・・・うぅ。」
徳川まつり 「エミリーちゃん、姫が良いことを教えてあげるのです。ずばり・・・クラゲになるのです!」
エミリー 「えっ?あの、くらげ・・・ですか?」
徳川まつり 「クラゲなのです!ふわふわでぷかぷかなクラゲのお姫様になって、海をふよふよ泳ぐのです。」
「クラゲになれば、肩に力は入らないのですよ♪」
豊川風花 「ふよふよ・・・?えーっと・・・プロデューサーさんは、わかりますか?」
P 「えっと、つまり・・・。クラゲは泳ぐ時、難しいことを考えているわけじゃないから・・・。」
「エミリーも、難しく考えずに自然体で歌えばいい・・・ってことでいいか、まつり?」
徳川まつり 「さすが、姫のプロデューサーさんなのです♪バッチリなのです!」
エミリー 「自然体・・・やってみます!まつりさん、仕掛け人さま、助言をありがとうございます♪」
「えっと、自然体・・・。ゆっくりと、肩の力を抜くように・・・ふぅ・・・。」
P (次はダンスか。千早にはまつり、風花は問題なし・・・エミリーも、こっちはバッチリだな。残るは・・・)
??? 「う、うわぁ!?」
ドターン!
ジュリア 「あいたたたた・・・くぅ。」
P 「大丈夫か?盛大に転んだな、ジュリア。」
ジュリア 「ああ、なんてことない。このくらい平気だ。とはいえ、参ったな・・・できてないのはあたしだけか。」
豊川風花 「でもたしかに、このステップ、ちょっと難しいんですよね・・・。」
「プロデューサーさん、振り付けを変えるのは難しいですか?」
ジュリア 「いや、フーカ、今のままでいい。このステップは、この歌の良さを引き出すためにあるんだ。」
「あたしのために妥協する必要なんかないよ。あたしができるようになればいい、それだけさ。」
豊川風花 「ジュリアちゃん・・・。」
ジュリア 「ホラホラ、時間がもったいないぜ。さ、レッスン再開だ!」
(しばらくして)
如月千早 「はぁ・・・、みんな、お疲れさま。今日はここまでにしましょう。」
エミリー 「ジュリアさん。練習はもう終わりですよ・・・?」
ジュリア 「ああ、わかってる。けどあたしだけ、みんなと比べて全然踊れてない。」
「サビのステップだけでも、今日中にできるようにならないと・・・。」
P 「ジュリア、今日はもう終わりにしよう。これ以上やると、ケガに繋がるかもしれない。」
ジュリア 「けど、プロデューサー。」
如月千早 「プロデューサーの言うとおり。ジュリア、焦る必要はないわ。」
「もちろん、ダンスはそろえたいけど。でも、全員がまったく同じである必要もないと思う。」
「歌声がひとりひとり違うように、それぞれのペースで頑張りましょう、ジュリア。」
ジュリア 「チハ・・・。」
徳川まつり 「急がばくるくる回れ、なのです。ジュリアちゃん、焦っちゃダメなのです。ね?」
豊川風花 「そうだね。私たちには、私たちのペースがあるもの。ジュリアちゃん、膝擦りむいてるところ手当しようか。」
ジュリア 「みんな・・・ごめん。ありがとう・・・。」
豊川風花 「謝る必要なんてないよ。みんなで一緒に、頑張ろうね!」
如月千早 「私たちエターナルハーモニーは、5人のユニット。5人で頑張りましょう。」
ジュリア 「・・・ああ!」
P (今日のレッスンで、それぞれの課題が見えたな。ジュリア、あまり無理をしなければいいが・・・)

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