GREE版プラチナスターライブ編シーズン2 -6話- 笑顔を思い出して・・・

(夏祭り会場にて)
エミリー 「ワオ・・・♪これが名高い、日本の縁日の食べ物、馬鈴薯の乳酪和え・・・ですね。」
ジュリア 「ば・・・ばれいしょ?にゅ・・・にゅうらくー?何言ってんだ、エミリー・・・。これ、じゃがバターだよな?」
エミリー 「はい♪馬鈴薯の乳酪和えですね!ずっと食べてみたかったんです。それでは、一口・・・、うぅ・・・あ、あちゅいれふ・・・。」
豊川風花 「あぁっ、気をつけて食べてね。ふーふーしてあげるから。・・・ふー、ふー・・・。」
エミリー 「・・・ふー、ふー・・・。・・・こうですか?」
豊川風花 「そうそう。上手ね、エミリーちゃん♪」
エミリー 「えへへ・・・♪千早さんも、どうぞ召し上がれ♪・・・千早さん?」
如月千早 「・・・あっ、ありがとう、エミリー。いただくわ。・・・」
徳川まつり 「あっソーレ、ヨイヨイヨイ♪夏祭りの姫は、まつりなのです。まつりが踊ると、みんなも踊りだすのです。踊らにゃソンソン♪なのです。」
P (まつりは、すっかり、盆踊りのセンターを務めているみたいだな・・・。さすが、まつりだ)
ジュリア 「・・・おい、プロデューサー、チハのヤツ、なんだか不安そうな顔してないか?事情はよくわからないけど、なんとか元気付けてやらないと・・・!どうしたらいい?」
P 「・・・大丈夫、絶対になんとかする。とりあえず、俺にまかせておけ!」
ジュリア 「頼んだよ。・・・チハに元気がないと、皆、悲しくなってくるからな。あたしにできそうな事があったら、なんでも言ってくれ。」
P 「ああ!」
如月千早 「・・・。」
P (・・・とはいえ、どう声をかけたらいいものか・・・。やはり、夏祭りに来ただけで、そう簡単に、悩みは晴れない・・・か)
「千早!みんなと一緒に、射的でもやらないか?バキューンと撃ったら、きっと楽しいぞ。」
如月千早 「プロデューサー。・・・すみません、あまり、そういう気分になれなくて。」
P (うーん、困ったな。千早にリラックスしてほしくて、夏祭りに誘ったんだが・・・)
徳川まつり 「何をしてるのです?千早ちゃんも一緒に踊るのです?」
P 「おおっ!?びっくりした・・・。まつり、盆踊りのセンターはいいのか?」
徳川まつり 「盆踊りサークル「はいほー!会」はまつりがいなくても盆踊りをフワフワに盛り上げ中なのです。それより、まつりには「エターナルハーモニー」と千早ちゃんが心配なのです。」
如月千早 「徳川さん・・・。わ、私はそんな、いつもと変わりません。大丈夫です・・・。」
徳川まつり 「・・・ルミルミ音頭は、いつでもどこでも踊り始めていいのです。楽しく踊って、気分もはいほー!なのです。千早ちゃんもご一緒に、なのです。ヨイヨイヨイ・・・あっソレ、ルミルミルミ・・・。」
如月千早 「あ、あの私、ルミルミ音頭というのは、踊ったことがなくて・・・。」
徳川まつり 「姫の踊りを見ていれば、すぐに踊れるようになるのです。ヨイヨイヨイ・・・あっソレ、ルミルミルミ・・・さぁ、いっしょに踊るのです。」
如月千早 「ル、ルミルミルミ・・・。ちょっと徳川さん。プロデューサー、あの、助けてください!」
P 「いや、夏祭りだし、まつりと一緒に盆踊りっていうのも、オツなものじゃないか。なんだか、見ている俺まで楽しくなってくる踊りだ・・・。」
如月千早 「そ、そんな・・・。・・・でも、徳川さんに合わせて体をリズミカルに動かすのは、確かに少し、楽しい・・・かもしれません。」
徳川さん 「歌って踊って、ぴーすほー!千早ちゃん、不安な気持ち、和らぎましたか?・・・悲しい顔は、千早ちゃんには似合わないと、まつりは思うのです。」
如月千早 「えっ、私、そんな顔を・・・?・・・・徳川さんには、すべてお見通しだったんですね。心配をかけて、ごめんなさい・・・。」
徳川まつり 「謝る必要なんか、まったくないのです。だって、今の千早ちゃんは、ニコニコ笑顔だから・・・それで問題なっしんぐ!なのです。」
如月千早 「徳川さん・・・。プロデューサー。」
P 「・・・千早は、たしかに少し弱気になっていた。リーダーという重責の下だ、そこは仕方のない事だと思う。でも、これだけは忘れないでくれ。」
「お前には、仲間がいるんだ。仲間と一緒に楽しんで、そこから湧いてくる自分の自然な気持ちを、大切にしてほしい。」
「そうすれば・・・千早は、みんなを笑顔にできる。お前自身が見出した、あるべきリーダーの姿だな。ユニットの皆も、それを望んでいるぞ!」
如月千早 「プロデューサー・・・。わかりました。私・・・リーダー、続けてみたいと思います。」
徳川まつり 「ほ?千早ちゃんは、リーダーを続けたくないって思っていたのです?」
如月千早 「少しだけ、自信をなくしてしまって。けれど、もう大丈夫です。」
「自信はないけど、自分の中の気持ちを大切にすることから始めれば・・・できる気がします。・・・徳川さんとプロデューサー、それに・・・皆のおかげです。」
P 「千早・・・。」
徳川まつり 「姫は、よくわかりませんけど、・・・千早ちゃんに笑顔がもどったから、よかったのです。」
ジュリア 「・・・おーい、チハ、マツリ!これからカラオケ大会があるんだってさ!飛び入り大歓迎らしいから、みんなで歌おうぜ!」
如月千早 「カラオケ大会・・・ですか?・・・プロデューサー!」
P 「ああ、行ってこい、千早。今のお前なら、きっとみんなを笑顔にできるよ。・・・楽しんで・・・な!」
如月千早 「・・・はい!」
P (カラオケ大会の結果は・・・千早の優勝だった!ジュリアやまつりもいいところまで行ったんだが、歌に関しては、やはり千早に敵うものなしって感じだな)
(それに、千早は・・・聴く人を笑顔に、幸せにするような歌を、見事に歌ってみせた!これで、リーダーとしての自信がついたんじゃないだろうか?)
(「エターナルハーモニー」のレッスンは、これからラストスパートに入る。今回の経験は、みんなにとっていい経験になっただろう。よし、プラチナスターライブ、必ず成功させるぞ!)

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