プラリネ
■二つ目のソロ曲
ジュリアの二つ目のソロ曲として発表された曲が、プラリネです。
タイトルはお菓子の名前(Praline)ではなく、アナグラムらしいのですが、私はまだ正解を知りません。
おおよそ、5040通りあるので、暇を見つけて検証してみたいです。
2014年9月に発売された「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY04」に収録されています。
流星群も9月に発売されていたため、ジュリアの誕生月である9月が意識されているのか?と、ちょっと勘ぐりました。
ただ、スタートリップが2月に発売されたので、9月が続いたのは偶然だった様子です。
流星群に比べると、曲全体でギターの割合が多くなったように感じました。
愛美さんのギター技術が上達したためでしょうか。
或いは、ジュリアがシアターでデビューをし、ストリートからメジャーに移った変化の表れかもしれません。
■未来を信じるということ
この歌は、数あるアイドルマスターの楽曲の中でも、私が初めて泣いた曲だったと記憶している。
プロデューサーの涙腺は弱いといわれるが、プラリネは格別だと思う。
同じ体験としては、BUMP OF CHICKENの「続・くだらない唄」を聴いた時がある。
「かろうじて、未だ自分にも未来に希望を見る力が残されていた」そんな事を再認識させられる曲だと思う。
プラリネは、地元のストリートで活動していたジュリアと、シアターでデビューしたジュリアという対比でもある。
ストリートで歌うということは、目の前の人が自分の歌を聴かずに横切るということもある。
プラリネでは、後ろ指を指されるということも上げられている。
そういった、辛い現実を見てきた少女がいた。
当然、「悲しい」「悔しい」そういった感情が生まれる。
そして、少しずつ擦れていく心を守るよう、大人ぶる思考が生まれる。
「これが現実だ」「仕方がない」
だけど、同時に抑圧されていくものがある。
曲の出だし、「眠る時に見るのが夢でしょ?」(意訳)という言葉が刺さる。
それでも、プロデューサーに導かれてやっとステージに立てた。
しかし、抑圧され続けた心に残っていたものは何だったのだろうか。
それが、「未来を信じる心」だった。
まだあたしにも、子供みたいに信じる力は残っているから。あたしはもっと輝ける。
心から叫ぶように歌われるプラリネは、心に刺さるのだ。
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